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NPO法人ドリームサラリーマンミーティング

代表 石田 学(いしだ まなぶ)

◎ドリサラ代表というバトンを受け継いで


2019年に代表のバトンを受取り4年目になりました。前代表の大八木氏と「共にドリサラを作ってゆこう」と二枚看板でつくりあげてきましたが、皆さまからみてドリサラは変わりましたか?

 

と、いうのも、この4年間というのは私にとっては、苦悩の4年間でした。何故なら、この二枚看板がすぐに上手く機能したかといえば、決してそんなことなく、衝突することもあり、違う方向に行くこともあり、分裂しそうなこともあったからです。

なにより前代表は、リーダーとしての実績も多く、経験もあり、なにより現場対応能力が非常に高い人物です。逆に、私は、リーダーとして立ったこともなく、実績も、経験も無いに等しい、数年前は夢すら持たないどん底サラリーマンだったわけです。代表になった喜びよりも、『こんな自分で良いのか』という不安の方が大きかったのです。だから、今までと異なるドリサラを作るよりも、崩壊しないようにするという想いのほうが強かった。『継ぐ』というのはこんなに辛いものなのかと、自分に嫌気がさしたこともあったし、投げ出したくなることもありました。

ある日、限界を感じ、メンバーの前で弱音を吐きだしたときには、今日で崩壊だって正直思いました。ただ、そんなときに、私を救ってくれたのは、まさにメンバーだったのです。

「出来ない事は出来る人に任せた方が良い」と皆が私の苦手な作業を分担してくれ、サポートしてくれたのです。

ひとり一人の人間には、得意と不得意があり、得意な人は不得意な人を助けてあげるのがドリサラの文化です。私の自分自身のプライドと、驕りがそのことを忘れさせていたのでしょう。

そして今、ドリサラはそんな進化を遂げてシナジーを起こしている最中です。良くも悪くも、私のような不完全なリーダーだったからこそ起こったシナジーではないか?と感じています(笑)


 

◎能動的に生きることを継続して欲しい

 

私が思う現代の大人たちの問題点は、受動的に生きているということです。会社に入り、昇進し、退職し、老後を過ごし、死んでゆくというのが一般的な流れです。それが決して悪いとは思いません。また、現代社会では「夢」を持っても意味がない。叶うわけない。と思われている様です。それと同時に、自分は「まあまあで良い」「そこそこで良い」と思う人も多いのです。

しかし、そんな人たちを子どもが見たら、「大人はつまらなそう」と思うのではないでしょうか。未来に希望が持てないのではないでしょうか。子どもたちが夢をもてないのは大人の責任なのです。だから、大人は、「自分は何のために働いて、誰を幸せにしたいのか。その為に自分は何が出来るのか?」を能動的に考えなければいけないのです。能動的に考えると、自分が誰に、何が、できるのかがわかってくるのです。社会人というのは『社会に組み込まれた歯車』ではなく、全ての人が『社会を動かしている歯車』だという自覚をもって挑まなければ、子どもたちの未来までダメにしてしまいます。また、能動的に生きるには、いつも胸の中に「輝く自分の将来のビジョン」を持ち続けることが必要です。しかし、あなたが輝かしい未来に向かえば、「できっこない!」と嘲笑う人たちの声に心が折れてしまいそうになります。

だから仲間が必要なのです。ドリサラには、ポジティブで、能動的に行動を実行している仲間がいます。「あなたの思い描く未来は素敵だ!」と共感してくれる仲間と出会うことの出来る場所をこれからも作り続けてゆこうと思います。

 

◎世代交代について

 

私はもう50歳になりますし、代表も4年目ですので、世代交代を考えてゆかなければなりません。私が代表の座に座り続け前途ある若者の邪魔をしてはいけないと思っています。代表のバトンを受け継いだからこそ、次にバトンを渡すのは自分の役目です。だから、あと2年は、きちんと次の人材を育ててゆこうと思っています。キラキラ光る圧倒的リーダーを求めているのではありません。若く、他人を受け入れ、人に感謝し、肩を叩いて、手を差し伸べて、仲間と共に前に進んで行くことが出来る人に託してゆきたいです。そして、自分が死ぬときには、ドリサラの代表は7代目くらいになっていて、歴代の代表たちに看取られて逝きたいですね(笑)

Contact

NPO法人ドリームサラリーマンミーティング
事務局:dreamsalarymanmeeting@gmail.com

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